丼's tech blog

2012/11/28~2023/12/21 間で運営していた「例のブログ」の後釜です。記事を抜粋してコッチに移植します。

エアクリーナー用の雨除けを500円ぐらいで作る方法

  全国の4ミニライダーの皆様こんばんは。今年も梅雨の季節がやってきましたね。

  と,言うわけで「カブにデイトナのエアクリーナー(パワーフィルター)付けたけど,これ雨の日にバイト行けんやんけ💢💢💢」を解決するために,簡単な雨カバーを自作してみました(Fig.1)。

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Fig.1 むき出しのパワーフィルター(左)と,自作カバー付けたパワーフィルター(右)


この記事で改造されるエアクリーナー(パワーフィルター)

   今回改造したのはデイトナのパワーフィルター「デイトナ(DAYTONA) エアクリーナー パワーフィルター φ35」。


材料と工具

材料
  • ダイソーのタッパー
  • 小ねじ(M4,40[mm])
  • 高ナット(M4,30[mm])
  • ナット(M4,今回は蝶ナットを使用)
  • ワッシャー


ダイソーのタッパー(以下,「タッパー」)
  これ(Fig.2)。ダイソーで見つけた「エブリーパック 浅型 No2」です。370[ml]のネジ式パックなんですがこれが今回のデイトナのパワーフィルターの雨カバーを作るのに丁度いいサイズでして*1サイズよし,値段よし(108円),加えて天下のダイソー製品なので入手性も抜群です。
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Fig.2 エブリーパック 浅型 No2(写真クリックで拡大)
  今回の記事は,半分くらいこのジャストフィットタッパーを見つけたのを自慢したいがために書いたようなもんです。


小ねじ,高ナット,ナット,ワッシャー
  ネジ類はすべてホームセンターで買いました。あいにく 30[mm] の高ナットが売ってなかったので 15[mm] の高ナットを二段重ねにして使いました。また,雨の日はカバー,晴れの日はカバーなしのむき出し仕様にしたかったので,ナットは工具不要で手締めができるよう蝶ナットにしました*2

  ピッチを細目にしとかないと振動でネジが緩みそうな気がしないでもないですが,気づいたときには既にネジ買った後だったので本記事では気にせずこのまま進めました。

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Fig.3 ネジ類




工具
  • ドリル(φ4)
  • カッターとかヤスリとか
  • エポキシ接着剤
  ネジ系を M4 で揃えたのでドリルも φ4 にしました。


作り方

※本記事の自作雨カバーは,既にいろんな方がやってるやり方で,「エアクリーナー 雨よけ」で画像検索したら色々似たようなのがでてきます。


1. エアクリーナーエレメントの中心とタッパーの中心に穴開けます。
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2. 要らんとこ切り取ります。
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3. エアクリーナーエレメントの内側からからネジ通して,高ナットを噛ませます。
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4. ネジの隙間から浸水しないように,エポキシ接着剤でシーリングします*3
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5. ワッシャー通してタッパー通して蝶ネジ締めれば出来上がり。

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※写真ではエポキシ接着剤が付いてませんが気にしないでください(エポキシ接着剤塗る前に組んで撮った)



装着するとこんな感じです。
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効果

  先日,降水量 12.0 [mm/h]*4 の雨の中出掛けなきゃいけない用事が出来て,往復30分ほど走らせたのですが,途中でエンジンが止まることもなく難なくお家まで帰ってこれました。フィルター触った感触では濡れてませんでした(ただし湿ってた)。
  しかし,発進時とアクセル急開時のボコつき,低回転での安定のなさ,即応性と追従性の低下は確認されました。が,そもそも雨の日にパワーフィルターでは調子が悪くなるのは周知の事実なので,まぁ,そんなもんでしょう。

  なお,まだ大雨の中でのテストはやってません*5(2018-06-05 現在)。


   結論として,500円程度で雨カバー作れるので,かなり費用対効果は高いと思います。



参考サイト





【今週の日記】
  最近はカブ用の油温計を作ってます。これもまたいつか記事にします。

*1:右手にパワーフィルター持って食品タッパーコーナーを物色した甲斐がありました

*2:もしかしたら手締め程度の締め付けトルクじゃ振動で簡単に緩んじゃうかもしれません

*3:加えて雄ねじの方にシールテープ巻いといたが良かったかも

*4:気象庁|過去の気象データ検索,2018-06-05閲覧

*5:できればやりたくない