概要
オタク旅といえば珍スポット巡り。というわけで今回 中国 遼寧省 瀋陽市 にある瀋陽鉄路陳列館にて、戦前日本が作った蒸気機関車「満鉄あじあ号」を見てきました。博物館までの行き方・中の様子・空気感を忘れないうちに書いときます。
※ 正直,鉄道あんま詳しくないので嘘言ってたらごめんなさい。そのときはコッソリ教えてください。


あじあ号についておさらい
戦前日本は中国東北部の一帯を「満州国」という名前で独立させ、日本の傀儡国家として実効支配をしていました。そしてこの地に鉄道を敷いたのが南満州鉄道株式会社,通称「満鉄」。大連~ハルビン間 950km を線路で結んでいました。
そして満鉄の中でもゴージャスでラグジュアリーな超特急として名を馳せたのが「あじあ号」。今回はこれを見てきました。
おたくは大好き リットン調査団
ちなみにオタクの教養として擦られまくっているリットン調査団ですが、彼らが踏んでいる路線こそ満州鉄道の線路です。

行き方
瀋陽鉄路陳列館に行くのが目的なら,瀋陽桃仙国際空港に飛んで直接タクシーで行くのが最短ですが,私は他の予定や宿の関係で高鉄で瀋陽に行くルートを取りました。
1. 🚅高鉄*1で瀋陽南駅に行く
瀋陽鉄路陳列館の最寄り駅は瀋陽南駅。まずはここを目指します。 「瀋陽南駅」「瀋陽駅」「瀋陽北駅」がありますが、最寄駅は「瀋陽南駅」。
2. 🚕タクシーまたはDiDi(滴滴出行)*2で瀋陽鉄路陳列館 に行く。
瀋陽南駅 を降りたらタクシー停留所に向かい、瀋陽鉄路陳列館 へ行きます。運転手に「ニーハオ」と挨拶し、スマホ画面に映した「瀋陽鉄路陳列館 」の文字を見せて連れてってもらいました。お値段 60元(1440円*3)
瀋陽鉄路陳列館


チケットはWeChatにて事前購入済み。お値段 40元。
入口ではチケットのQRを見せて入館します。

あじあ号(パシナ型機関車)
※ 本当は機関車と客車をあわせた編成の名前が「あじあ号」で,下の写真にある先頭機関車は「パシナ形機関車」なんですが,ここでは簡単化のため「あじあ号」で統一します。

パット見,蒸気機関車らしからぬヌルっとした見た目をしていますが,これはこの時代の高速蒸気機関車のトレンド「流線形車両」と呼ばれるものです。機関車が高速化するに連れ空力まで考慮する必要が出ててこのカタチになりました。


この美しい流線型ボディは,かの有名なインダストリアルデザイナーのレイモンド・ローウィ氏も絶賛したと言われています。

しかしまぁ,全長25m,車重120t*5,動輪径 2m の鉄の塊が,時速130km/h で走ってたってんだから驚きですよ。…と,書いてて気づいたんだけど,よー考えたらこれ「鉄」なんだよな。 僕らが見慣れた現代の飛行機や新幹線の方がアルミ合金製なことを考えると,この蒸気機関車ってヤツは見た目以上の重量がずっしり詰まってるような気がしてきます。
その他の車両
GW(997310)型公務車(左), YZ5-22436 硬座客車(右)
…特にそういう記載はなかったんですけどあじあ号の客車ってこんな感じの見た目じゃなかったっけ🤔?
豪華客車とは程遠い硬座(ベンチシート)だし,設計速度 80km/h なので…多分違うとは思いますが,面影は似てる気がせんでもないです。車両の基本設計は同じなのかな。

解放6型3329号
これも満洲国時代の日本製車両。


鋼材も何を使ってるか気になるところです。こんだけデカいと熱処理のときに普通の炭素鋼じゃ中まで焼入れが入らないだろうし…いや,それで良いのか? 表面だけ硬度上げて内部に靭性持たせたいんだったらそれでも別にいいのかな…?(独り言)
中華之星
中華之星。中国も高速鉄道を自国開発しようとしてた時期がありました。残念ながら頓挫してしまったようですが「中華之星」の名から察するに国としても力を入れていたのが伺えます。

というわけで,瀋陽鉄路陳列館にて満鉄あじあ号を見てきたぜという自慢回でした。
お気持ち
異国の地でこうやって日本の工業製品を大事に展示してくれているのは本当に有難いことです。彼らにはシンプルに感謝と敬意のお気持ちです🙏 好謝謝。




























