あらすじ
何やかんやあってラズパイのOS(Raspbian)を一から再インストールする羽目になりました。…なんだけども この WDC-150SU2M ってUSBポートにさしただけじゃ動きません。手動でドライバをインストールしてあげなきゃいけないんですが,これが結構面倒で。ググればやり方自体は載ってるんですが,結構分かりにくかったので自分メモ用に書くことにしました。
やってみた環境
ラズパイ側
- ボード…Raspberry Pi 2 Model B
- OS…Raspbian GNU/Linux 9.1 (stretch) ※要するにフツーのRaspbian
Wifiドングル
これ。ELECOM の WDC-150SU2MBK ってヤツ。Wifiが使えるようになるまでの手順
1. USBにWifiドングルが刺さってることを認識してるかを確認
そんなん分かっとるわいと言う人はすっ飛ばして次に行ってください。 ターミナルに lsusb と入力して,Elecomなんちゃらって表示されることを確認してください。
もし出てこなかったら「ラズパイが,USBポートになんか刺さっってるのを認識してない」って意味です。ドングルが壊れてるか,USBポートが壊れてるかです。どんまい。
pi@raspberrypi:~ $ lsusb Bus 001 Device 005: ID 056e:4008 Elecom Co., Ltd Bus 001 Device 003: ID 0424:ec00 Standard Microsystems Corp. SMSC9512/9514 Fast Ethernet Adapter Bus 001 Device 002: ID 0424:9514 Standard Microsystems Corp. SMC9514 Hub Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub
2.Raspbian の更新
sudo rpi-update と入力して,Raspbian のアップデートしときます。念のためアップデートが終わったら sudo reboot で再起動させます。pi@raspberrypi:~ $ sudo rpi-update pi@raspberrypi:~ $ sudo reboot
3. システム情報の確認
こっからが僕が小一時間ハマった部分です。 まずは uname -a コマンドでシステム情報を表示します。
pi@raspberrypi:~ $ uname -a Linux raspberrypi 4.9.46-v7+ #1032 SMP Wed Aug 30 12:09:14 BST 2017 armv7l GNU/Linux
僕の場合,Linux raspberrypi 4.9.46-v7+ #1032 SMP Wed Aug 30 12:09:14 BST 2017 armv7l GNU/Linux と出ましたが,使うのはこのピンクの下線部の数字です。
4.ドライバのダウンロードとインストール
このページ*1からドライバをダウンロードするのですが,ページ序盤にChange toCode:Select all
wget http://www.fars-robotics.net/8188eu-4.4.8-v7-881.tar.gz tar xzf 8188eu-4.4.8-v7-881.tar.gz ./install.sh
とあります。これを実行するのですが,ココで先程 uname -a で出てきた結果を使い wget http://www.fars-robotics.net/8188eu-4.9.46-v7-1032.tar.gz と入力してダウンロードします。あとはそのまま tar xzf 8188eu-4.9.46-v7-1032.tar.gz で解凍して, ./install.sh すればOKです。終わったら sudo reboot で再起動しましょう。
pi@raspberrypi:~ $ wget http://www.fars-robotics.net/8188eu-4.9.46-v7-1032.tar.gz pi@raspberrypi:~ $ tar xzf 8188eu-4.9.46-v7-1032.tar.gz pi@raspberrypi:~ $ ./install.sh pi@raspberrypi:~ $ sudo reboot
ちなみに,先のダウンロードのページに書いてあるのですが,上記コードは Pi 2 B または 3 B の人向けです。
Pi A/A+,B,B+,Zero の人は,
pi@raspberrypi:~ $ wget http://www.fars-robotics.net/8188eu-4.9.46-1032.tar.gz pi@raspberrypi:~ $ tar xzf 8188eu-4.9.46-1032.tar.gz pi@raspberrypi:~ $ ./install.sh #(4.9.46と1032の間にあった「 -v7- 」を消す) pi@raspberrypi:~ $ sudo reboot
だそうです。
5. 動作確認
GUIから確認と設定するのが楽です。まずLANケーブルは抜き,ディスプレイ,マウス,キーボード,Wifiドングル「WDC-150SU2M」を繋いで通常通り起動します。そいで,右上のパネル上のネットワークステータスの部分をクリックし,「Turn on Wifi」押してあげると
ちゃんとWifiドングルが認識されていれば(ドライバが上手くインストール出来ていれば)SSID一覧が表示されます。
SSIDとパスワード入力して Wifi での接続に成功すると,先程のネットワークステータスが Wifi マークなります。
ちなみに,上手く Wifi で通信できてるときはドングルが青く光りますので参考までに。電源入れたら常時点灯とかではなく,通信してるときだけ光るみたいです。ドライバのインストールが上手く行ってないと光らないということなので確認方法の一つとして覚えておくと良いんじゃないでしょうか。
と,言うことで,エレコムのWifiドングル「WDC-150SU2M」を Raspberry Pi で使えるようにするまででした!!
参考文献
- (UPDATE) Drivers for TL-WN725N V2 - 3.6.11+ -> 4.xx.xx+ - Raspberry Pi Forums
- Raspberry Pi B+ モデルで無線LANアダプタ(Elecom WDC-150SU2M)を利用する - Qiita
- Raspberry Piに無線LANでアクセスできるようにする - 半地下備忘録
- https://nibral.github.io/RasPi2_with_8188eu
日記
いざ辺戸へd('∀'*) pic.twitter.com/tmVt0YEOzK
— 打ち上げてぽ丼、下から見るか、迎撃するか (@teppodone) 2017年8月26日
イカれたメンバーを紹介するぜ!!
まずは,排気量も少ない上,ライテクも無さ過ぎてみんなの足を全力で引っ張ってしまった「リトルカブ90(てぽ丼)」!RMZのフロントフォークが欲しいお年頃の「DR-Z 400」!!名護付近で絶対スプロケのボルトが破断するマン「チンパンジー(中華モンキーベースのキメラ)」!!!ジムカーナ仕込みのテクニックで軽い車体を林道でひらひら舞わせる「Dトラ先輩」!!!!「明日朝から研究室の実験だから…」って名護で引き返してしまった「ボルティー」!!!!!意味わかんない速度で真夜中の林道に消えていく「MT-07お兄さん」!!!!!!途中参加でガソリン携行缶持ってきてくれたお兄さん!!!!!!(ごめんなさい車種なんやったか忘れた)そして何より,辺戸岬まで行ったこと無い僕のために今回のツーリングをイチから企画してくれた「ZRX1100」!!!!!!!!
みなさん本当にありがとうございました。
沖縄の最北端の辺戸まで来たのも,夜中にツーリングしたのもの,一日で300キロ走ったのも,お尻いたすぎて次の日まともにウンコ踏ん張れなかったのも,全部はじめての体験でした。「いい経験」とか「有意義」そんな言葉では上手く言い表せませんが,頭空っぽにしてだただた本当に「楽しかった」です。いつか何らかの形でお礼させてください。
ツーリングの詳しいことはきっと DR-Z 君(モタード整備?忘備録)が書いてくれるはず(投げやり)