あらすじ
NT京都2018にて,ウンコ妨害装置「ウンコジャマー」を展示してきました.
youtu.be
今回から何回かに分けてウンコジャマーの仕組みと作り方の記事を書こうと思います.
そもそもウンコジャマーとは??
一言で言うと「個室の外からウォシュレットを勝手に操作するデバイス」です.中で誰がウンコしてようがスマホいじっていようがお構いなしに「おしり(強)」を強制的にお見舞い出来ます.
どうやってハッキングしているのか
その前に,ハッキング出来るウォシュレットとハッキング出来ないウォシュレットの違いです.
リモコン式ウォシュレット(操作リモコンがウォシュレットと本体から離れて設置されてるやつ)はハッキング出来ます.それ以外(便器とウォシュレット操作部が一体型のタイプとか)は今回の方法ではハッキング出来ません.
ハッキングの仕組み
日本で流通してるリモコン式ウォシュレットのほとんどは赤外線通信を行っています(Fig.3).
したがってリモコンから出た赤外線信号を記録して,全く同じ赤外線信号をウンコジャマーから発射すればあら不思議。ウォシュレットが動いてしまう。といったお話です(Fig.4)。
ウンコジャマー完成までのプロセス
したがって,ウンコジャマー完成までにやらなきゃいけないことは次の3つです.
- ウォシュレットのリモコンのボタンを押した時に出る信号を,Arduinoとパソコンを使って解析する(Fig.5).
- Arduinoでリモコンの信号を再現してウンコジャマーに搭載する.
- あとはテキトーに銃の形にシャーシを作れば完成.
赤外線通信の仕組みについて
PPM通信がどうのこうのといった小難しいことは知らなくても作れてしまうので,本記事では省きます*1,決まったパターンで赤外線LEDをLチカさせることによって通信しているんだなー程度に思っていてください.
赤外線通信はテレビやクーラーのリモコン,一昔前のガラケーなど様々なところで使われています.
赤外線の仕組みも分からずにどうやって信号を解析したり信号を再現するの?
テレビやクーラー,ガラケーなど色んな所で使われているという点がミソ.それだけ普及してるってことは赤外線リモコンの自作や,赤外線リモコンの信号解析を簡単に行える,Arduinoのライブラリがネット上にゴロゴロ転がっています.オープンソース様様ですね.
したがって,赤外線通信の仕組みを分かって無くてもライブラリに頼れば出来てしまうわけです.
次回は,実際にライブラリを使ってウォシュレットの信号を解析し,同じ信号をArduinoで再現するまでをやりたいと思います!
↓続きの記事
日記
日記書くの久しぶりですね.ココ最近での大きな変化は…3月に大学を卒業して,4月から大学院生になりました.まだあと2年間沖縄です. 3月の終わりとともに学友の大半が大学を卒業し沖縄を去っていきました.当たり前といえば当たり前のことですし僕も二年後に去る身です.
別に一生会えなくなるわけでも無いし,何なら高度情報通信社会のこのご時世Twitter開けば近況がわかります.が,それでもやっぱ「物足りない感」は拭えませんね.
このブログを読んでくれてるリア友の皆様に聞いてほしいのですが,僕は社会人になっても,たとえ工作に飽きてしまっても,家のインターネット契約を切られてしまっても,このブログだけはなるべく続けていくつもりです.何故ならこのブログは,僕にとってネット上のマイホームであり,お客さんにクソ記事を提供するジャパリカフェだからです.僕は必ずこのブログに居ます.5年後10年後「てぽ丼アイツ今どうしてるのかな~?」なんて気になったら,このブログにまた遊びに来てください.ハカセに教えてもらった紅茶を淹れて待ってます*2
ところですっげー関係ない話に移りますがジャンク市で買ったコレ.パソコン側に指す受信ドングルが無くて使えないんですが,ど~~~~~~~にかして使う方法ありませんかね~~~~~~.これオモチャに出来たら絶対楽しいでしょ.
ジャンク市で買ったこれ、めっちゃオモチャにして遊び倒してぇ~~~ pic.twitter.com/amKWG0ZlfM
— てぽ丼 (@teppodone) 2018年4月11日
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